現在、私たちがFX会社を選ぶ際には、日本国内にある国内FX会社か、海外にある海外FX会社の二者択一となっており、先日の記事では国内FX会社の主な特徴について解説しました。
日本国内にあるFX会社の場合、金融庁に登録=その影響を受けるため、最大レバレッジであったり、完全信託保全であったりと、良くも悪くもFXトレーダーにとって安心・安全にFXを行う環境が整備されていると言えます。
ただ、金融庁の影響を受けない海外FX会社の場合、最大レバレッジや完全信託保全など、FX初心者にとってその特徴が分からないという人も多いと思います。
そこで、この記事では『FX初心者さん向けの海外FX会社の主な特徴』について解説します。海外FX会社にはどのような特徴があるのか?気になっている人は是非参考にしてみて下さい。
海外FX会社の主な特徴について
ここからは、海外FX会社の主な特徴について解説していきます。ちなみに、海外FX会社の主な特徴については下記の通りです。
- 最大レバレッジの規制が無い
- ゼロカットシステムを採用している
- 世界標準のMetaTraderを採用している
- 完全信託保全は採用していない
最大レバレッジの規制が無い
今から10年以上も前、国内FXでは最大レバレッジが300倍以上という時代があり、その時代FXは一攫千金を狙える金融取引商品として一世を風靡していたのです。
ただ、現在は金融庁の規制下のもと、国内FX会社の最大レバレッジは25倍に制限されています。
これに対して、海外FX会社の場合には日本の金融庁の規制は受けないため、最大レバレッジの制限がなく、最大レバレッジは各海外FX会社の裁量によるところとなっています。
そのため、海外FX会社のレバレッジでは最大100倍以上は当たり前、中には最大800倍や何と1,000倍以上という会社まであります。
最大100倍でも結構凄いレバレッジですが、これが800倍や1,000倍を超えるとなると、国内FX会社で10年以上前に起こっていたFXで一攫千金の夢が実現できる環境が海外FX会社にはあるのです。
もっとも、レバレッジ1,000倍にもなると、少しの値動きでもその損益が大きくなるため、十分な資金管理が必要ですが、それでも海外FX会社には夢があると言えます。
ゼロカットシステムを採用している
自社顧客の損失が契約しているFX口座内の証拠金を下回った場合、証拠金以上の損失を防ぐためにその損失分を海外FX会社が補填するシステム
海外FX会社の場合、最大レバレッジが高くFXで一攫千金が狙えるため、かなり高いレバレッジでFXを行っている人が結構います。
ただ、最大レバレッジが高いという事は、うまく行けば多大な利益が出る一方で、うまく行かなかった場合には多大な損失が発生する可能性があり、多大な損失が出た場合にはFX会社に対して多大な債務が発生する可能性があります。
そのため、海外FX会社ではこのような事態を防ぐためにゼロカットシステムを採用しており、自社顧客の損失が口座内の証拠金以下にならないようになっています。
つまり、海外FX会社のゼロカットシステムがあれば、高いレバレッジで多大な損失が発生した場合でも、自分のFX口座内の証拠金がマイナスになる事が無いため、このシステムは万が一の時にも安心のシステムと言えます。
世界標準のMetaTraderを採用している
先日の記事でも解説しましたが、国内FX会社では各社独自の取引ツールを開発・運用しており、FX初心者にとっても使いやすいツールとなっています。
これに対して海外FX会社では、取引ツールに国内FX会社のそれとはビジュアル面や使いやすさでは劣るものの、多彩な機能性を持ち合わせている世界標準のMetaTraderを採用しています。
そして、このMetaTraderですが、さすがは世界標準の取引ツールになっているだけあって、FXのチャート分析に必要な各種インジケーター(分析ツール)が数多く公開されています。
そのため、FX初心者から上級者まで、これら数多く公開されているインジケーターの中から自分に必要な物を組み合わせる事により、オリジナルの取引ツールとして使う事が可能となっています。
完全信託保全は採用していない
国内のFX会社では、金融庁による規制のため、完全信託保全が義務付けられていますが、海外FX会社では日本の金融庁は関係ないので完全信託保全にする必要は無いです。
ただ、海外FX会社の中には、日本の金融庁の規制と同等かそれ以上の資金管理を行い、自社顧客の資金を分別管理している会社があるため、海外FX会社に口座を開設する際には、そういった資金管理を行っている会社を選ぶ必要があります。
まとめ
この記事でのまとめは下記の通りです。
●最大レバレッジの規制が無いため最大800倍や1,000倍を超える会社がある
●ゼロカットシステムの採用で基本的に損失が発生しても証拠金以下にはならない
●世界標準のMetaTraderを採用しており各種インジケーターが豊富にある
●完全信託保全ではないが十分な資金管理を行っている会社もある
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