副業初心者さんの中には、まずは何から手を付けたら良いのか?が分からないという人がいます。もっとも、世の中には数多くの副業があるため、どの副業を始めたら良いのかについて迷う事はある意味仕方ないかと思います。
ただ、副業のポイントとして、まずはストック型ビジネスかフロー型ビジネスのどちらを行うのかについて決めておく事は、副業初心者さんが今後副業で進む道を明確に示してくれます。
そこで、当記事では『副業初心者さん向けのストック型ビジネスとフロービジネスの違いとは?』について解説します。当記事を読む事によって、自分にはストック型ビジネスまたはフロービジネスのどちらが適しているのか?が分かります。
ストック型ビジネスとは?
まずは、ストック型ビジネスについて解説します。このストック型ビジネスとは、別名サブスクリプション型ビジネスとも呼ばれています。
副業初心者さんでもサブスクリプションという言葉は聞いた事があると思いますが、これは単発での商品やサービスの販売ではなく長期的に顧客と契約を結び、継続収入を得る事が出来るビジネスモデルの事です。
音楽や動画配信、さらには月額制の塾や会員サービスなど、一度契約したら毎月継続的な収入が発生するサービスがこれにあたります。
ストック型ビジネスのメリット
ストック型ビジネスの主なメリットは下記の通りです。
- 継続収入が約束されている
- 基本的に営業活動は最初だけ
継続収入が約束されている
ストック型ビジネスでは、最初に顧客と月額契約を行う事によって、この契約が解約されない限り毎月安定した継続収入を得る事が出来ます。
もっとも、契約途中でサービスの質が低下して顧客満足度が低下した場合には、顧客から解約される可能性はありますが、契約期間中質の良いサービスを提供している限りは継続収入が約束されます。
基本的に営業活動は最初だけ
ストック型ビジネスの場合、顧客獲得のための営業活動は顧客と契約するまで=最初のみであり、基本的に契約後の営業活動についてはあまり必要がないです。
もっとも、契約後でも契約者に対して新サービスの売り込みなどを行う場合には営業活動が必要になりますが、それ以外の場合には頻繁な営業活動は不要になるため、ある意味顧客と契約するまでが勝負と言えます。
ストック型ビジネスのデメリット
ストック型ビジネスの主なデメリットは下記の通りです。
- 初期投資に多額の費用が掛かる
- 収益化まで時間が掛かる
初期投資に多額の費用が掛かる
ストック型ビジネスの場合、継続収入を得るための仕組みやインフラ整備などの準備に多額の費用が掛かるため、ある程度の初期投資資金が必要になります。
もっとも、継続収入の仕組みやインフラが整備されれば、その後は顧客獲得=毎月の継続収入が期待できるため、初期投資資金の回収は十分可能です。
収益化まで時間が掛かる
先程の解説しましたが、継続収入のための仕組みやインフラ整備などに時間が掛かるため、ストック型ビジネスを始めてから収益化するまでにはある程度時間が掛かります。
フロー型ビジネスとは?
次にフロー型ビジネスについてですが、これは売り切り型のビジネスモデルになります。ストック型ビジネスのように、毎月安定した継続収入は発生せず、一回きりの販売によって顧客に商品やサービスを提供するビジネスモデルです。
例えば、家電量販店や百貨店、飲食店やコンビニエンスストアなどの小売業が該当します。
フロー型ビジネスのメリット
フロー型ビジネスの主なメリットは下記の通りです。
- 短期間での収益化が可能
- 外的要因によって売上が増加する可能性がある
短期間での収益化が可能
フロー型ビジネスの場合、新規店舗の開店などによりその利用者が増えれば増えるほど売上が上がるため、収益化が早くなります。また、人気がある商品の回転率を上げれば上げるほど売上が上がる事も大きなメリットと言えます。
外的要因によって売上が増加する可能性がある
新規店舗の開店や店舗リニューアル、または競合サービスの終了やSNSによる自社商品の露出度アップなど、外的要因によっては売上が急激に増加する可能性があります。
フロー型ビジネスのデメリット
フロー型ビジネスの主なデメリットは下記の通りです。
- 安定収入には繋がりにくい
- 継続的な営業活動が必要
安定収入には繋がりにくい
フロー型ビジネスの場合、売り切り型ビジネスモデルのため、一度商品やサービスを提供したらそこで顧客との関係は終わります。
つまり、ストック型ビジネスのように、顧客との継続的な関係が無いため、安定した売上には繋がらない傾向があります。
継続的な営業活動が必要
フロー型ビジネスでは、常に顧客を獲得する必要があるため、新規顧客獲得や既存購入者への再アプローチなど、継続的な営業活動が不可欠となっています。
ストック型とフロー型の違いについて
ここでは、ストック型ビジネスとフロービジネスの違いについて、副業初心者さんにも分かりやすく一覧表にまとめましたので、副業初心者さんはこの一覧表を確認して自分にはどちらのビジネスモデルが合っているのか?について確認していただければと思います。
ストック型ビジネス | フロー型ビジネス | |
---|---|---|
サービス例 | 音楽、動画配信、月額制の塾や会員サービスなど | 家電量販店、百貨店、飲食店、コンビニエンスストアなど |
収益形態 | 継続収入 | 単発 |
メリット | ・継続収入が約束されている ・基本的に営業活動は最初だけ | ・短期間での収益化が可能 ・外的要因によって売上が増加する可能性がある |
デメリット | ・初期投資に多額の費用が掛かる ・収益化まで時間が掛かる | ・安定収入には繋がりにくい ・継続的な営業活動が必要 |
まとめ
この記事でのまとめは下記の通りです。
●ストック型ビジネスでは毎月安定した継続収入を得る事が出来るが、収益化するまでにはある程度時間が必要
●フロー型ビジネスでは短期間での収益化が可能だが、安定した収益を目指すのであれば継続的な営業活動が必要
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